人口減少と地方消滅:克服への処方箋
第5話 都市盛衰の予測モデル

執筆者 森 知也(ファカルティフェロー)
発行日/NO. 2026年5月  26-P-007
研究プロジェクト 人口減少下での日本の都市と地域の持続可能性
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概要

本稿では、日本の都市群の今後の盛衰を予測するための誘導系統計モデルの設計について解説します。このモデルは、第3・4話で論じた経済集積理論と、都市人口分布に現れるべき乗則を理論的基盤とします。推定にあたっては、1970〜2020年に日本経済が都市人口分布のべき乗則をおおむね維持しつつ経験した3つの過程——都市化および東京一極集中の進行、個々の都市のべき乗則からの乖離の推移、都市内部の人口分布の変化——を学習します。その上で、国立社会保障・人口問題研究所による全国総人口の将来推計を外生的に与え、2025年から2200年までの国土上の人口分布を1kmメッシュ単位で予測します。