政策の不確実性:企業サーベイに基づく観察事実

執筆者 森川 正之 (理事・副所長)
発行日/NO. 2016年2月  16-P-005
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概要

本稿は、製造業・サービス産業、上場企業・非上場企業を広くカバーする日本企業への独自のサーベイに基づいて、政策の不確実性やその経営への影響、政府の経済政策に関する数値目標に対する企業の見方について、観察事実を提示するものである。上場企業を対象とした森川 (2013)のカバレッジを大幅に拡大するとともに、新たな調査事項を盛り込んでいる。社会保障制度、政府財政、通商政策の先行きに対する主観的不確実性が高い。政策の不確実性は、設備投資、正社員の採用といった経営上の意思決定に対して強く影響する。経済政策に関連する政府の中長期の数値目標の多くは、その達成がかなり困難だと認識されている。

※本稿の英語版ポリシー・ディスカッション・ペーパー:16-P-008