| 執筆者 |
平口 良司 (千葉大学) |
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| 発行日/NO. | 2015年4月 15-E-040 |
| 研究プロジェクト | 日本経済の課題と経済政策Part3－経済主体間の非対称性－ |
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概要
本論文において私は、吉川論文(Stochastic Macro-equilibrium and Microfoundations for Keynesian Economics. 経済産業研究所ディスカッションペーパー、2013)における確率的マクロ均衡の概念を用いて生産関数の基礎づけを行う。レオンチェフ型、つまり固定係数型生産関数を持っている複数の事業所からなる社会を考える。それぞれの事業所が資本、労働を用いて生産を行う際の総生産を総資本、総労働の関数として求める。本論文においては労働、資本の配分が利潤最大化ではなくエントロピー最大化によって行われると仮定する。この時、生産要素のある配分状態において、コブダグラス型生産関数やCES型生産関数を総生産関数として導出できることを示す。
概要（英語）
We provide a microfoundation for the production function by using the concept of stochastic macro-equilibrium in Yoshikawa ("Stochastic Macro-equilibrium and Microfoundations for Keynesian Economics," RIETI Discussion Paper, 2013). We consider an economy with multiple firms, with each firm possessing Leontief technology. We assume that the allocation of labor is determined by entropy maximization. We show that for selected productivity distribution, aggregate production is described by the popular Cobb-Douglas type.
