執筆者 |
高木真吾 (北海道大学) /細江宣裕 (政策研究大学院大学) |
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発行日/NO. | 2008年2月 08-J-004 |
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概要
電力自由化は、規制緩和によって競争を引き起こし、これを通じて電力産業を効率化させることを目指してきた。一連の自由化施策のうち、本稿では小売部門の自由化が電気料金に与えた影響を、官公庁の入札データを用いて計測する。その際、電力会社が応札するか否かについて内生的に意思決定を行っている可能性に注目しながら検証する。その結果、入札において競争があった場合には、平均的に0.46円/kWh程度、電気料金が低下することがわかった。