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最近の活動 クラスター(研究分野)

政治経済システムクラスターについて

従来の経済学では、さまざまな政策評価を行うに際して、政府を社会厚生の最大化を目的とする存在であると仮定し、現実の政府組織が多様な個別的利害の交錯する場であるという事実を等閑視してきました。しかし、政府の意思決定プロセスにおける多様な利害のインタラクションの分析抜きには、有効かつ実現可能な制度改革も構想できないでしょう。日本と同じく、90年代に危機を迎えた欧米諸国における政治経済改革は、政治経済システムそのものの制度的改革が不可欠であることを示すとともに、その難しさをも教えてくれています。本クラスターでは、こうした政治と経済のインタラクション――政治経済システム――の分析を行います。また、都市経済と地方分権の構想といった、制度改革の意思決定に必要な戦略的視点、もはや意思決定プロセスの中で無視できない存在となったNPO/NGOの役割などについても、理論的・実証的な研究を行っています。ビジネス支援という新しい役割を担おうとしている公共図書館にかんする政策的・実践的な研究も行っています。

キーワード:危機の政治学、政府活動と政策過程研究政策形成のナレッジマネジメント、都市経済と地方分権、NPO/NGO、コミュニティーネットワーク、政策ネットワーク


政治経済システムクラスターに関するプロジェクト
プロジェクト名 代表者 参加フェロー 研究協力者
社会システムのデザイン 横山禎徳    
図書館ビジネス、IT情報化、知的創造空間デザイン 菅谷明子    
外交の民主化 目加田説子    
競争的政策体系の問題発見的研究 飯尾 潤    
Domestic Japanese Politics and society-institutional changes G. Curtis    
情報の非対称性と合理的投票モデル 加藤創太    
行政の変化に関する数量的研究 真渕 勝    
平成バブルの研究 村松岐夫    
知識国家 泉田裕彦    
地方自治体のガバナンスの検討 喜多見富太郎    
公共政策立案・実行人材育成 澤 昭裕    
政策の長期継続に関する要因分析 佐脇紀代志    
危機の政治学 久米郁男 真渕 勝  
米国における政策決定過程 村松岐夫 中林美恵子  
制度変化の理論と実験 瀧澤弘和 青木昌彦川越敏司西條辰義  



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