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国際貿易と貿易政策研究メモ
International Trade and Trade Policy: Research Notes

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第23回「貿易利益はどれほど大きいのか」

前回、自由貿易協定(FTA)の効果についての最近の研究を紹介した。近年の精緻な実証研究によって、FTAによって確かに貿易が増加するというところまでは分かってきた。Baier and Bergstrand (2007) によれば、自由貿易協定の効果は、10年後に締結国間の貿易額を平均的に2倍にするほど大きなものである。

しかし、もちろん、貿易の自由化は、単に貿易を増加させる以上の効果を持つはずである。これまで貿易理論は、貿易の自由化によって、経済厚生が増加するということを理論的に示してきた(Feenstra, 2003が詳しい)。

では、その「貿易利益」(gains from trade)は、どの程度の大きさであろうか。今回は、実証研究に基づき、貿易利益の大きさを検討することとする。

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2014年6月16日

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田中 鮎夢

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リサーチアソシエイト / 摂南大学経済学部講師

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