格差問題の論争 小泉改革のダークサイドとして、2006年に入って大きな政治問題化した「格差」問題。しかし、政治問題化したゆえに「格差問題」はその本質が誤解される形で論じられることも多い。今後の政策議論の中では、格差問題の本質を理解し、正しい論争を行うことが重要だろう。 2007年11月15日 三浦展著『下流社会 新たな階層集団の出現』(2005年、光文社新書)[評者:根橋広樹] 苅谷剛彦著『階層化日本と教育危機』(2001年、有信堂高文社)[評者:根橋広樹] 2008年2月14日 大竹文雄著『日本の不平等-格差社会の幻想と未来』(2005年、日本経済新聞社)[評者:小池裕子]