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『チャイナ・アズ・ナンバーワン』に対する書評
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『中国を動かす経済学者たち』が「第3回樫山純三賞」を受賞
受賞理由 著者はご自身が、中国経済分析に関する気鋭のエコノミストであり、中国経済の現段階における問題が何処にあり、何を解決しなくてはならないかを熟知しておられる。また、香港中文大学および東京大学で学んだ学問の素養の上に、市場経済が機能するための条件を弁えておられる。この著者が中国、香港、米国等で活躍する中国人経済学者たちの論考を丹念に読み、手際よく整理して紹介したのが本書であり、日本の関心層にとって、中国の直面している問題および今後の改革の方向を知るよい手引きとなろう。」(後略) |
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『中国を動かす経済学者たち』に対する書評
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『中国経済のジレンマ』に対する書評
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『中国経済革命最終章』に対する書評
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関志雄中文著作『做好中国自己的事』(中国商務出版社、2005年)に寄せられた
本書を推薦する理由は以下のとおりである。 第1に、本書は社会に流行している論調に対して、現代経済学の手法を用いてきめ細かくかつ踏み込んだ理論的、実証的分析を行った専門書である。関氏は長期にわたり、国際貿易、国際金融および経済発展などを研究してきた理論派の経済学者である。近年、「中国脅威論」がもっともらしい観点として日本社会で流行している。このような潮流に対して、関氏は学者としての社会的責任を感じながら、経済学の手法を用いて、中日両国間の貿易と経済関係に対して大量かつ詳細な計量分析を行った。分析による確かな結論に基づき、関氏は中国経済の発展が日本経済にとって「脅威」とはなっておらず、むしろこれからの経済成長(低迷状態からの脱出も含む)に対して、新たな市場とチャンスを提供していると証明した。本書に収録された論文の一部は、日本経済が谷底から脱出する前の2001−2002年ごろに発表されたものである。中国の経済発展、中日貿易および投資関係の前進、「中国要因」による日本経済の復活などの事実は関氏の分析が正しいと証明している。それゆえ、本書を読み終えた後、読者は著者の学者としての見識の高さを感じることだろう。 第2に、本書は日本人の持つ間違えた観点に焦点を当ててはいるが、中日の経済関係を研究すると同時に、中国経済体制改革や中国経済発展などの事柄についても分析と評論を行っている。それゆえ、読者は海外の学者の視点から中国経済を勉強することができる。中国の経済成長は日本企業、日本経済にとって脅威になっておらず、むしろチャンスを提供している。もし、中国経済が持続可能な成長ができなかったら、それこそが日本経済にとって脅威になるのではないか。これまで発表してきた多くの論文を見ると、中国香港に生まれ、日本において長年生活している経済学者である関氏の本当の関心事が窺える。それは、中国経済の持続可能な発展は如何にして実現されるか、体制改革の深化と経済効率の改善は可能か、マクロ経済の安定的発展を維持できるか、中国の優位性に合致する正確な発展戦略がとられるか、ということである。関氏はさまざまな面において、中国経済における現実問題に対して自らの政策提案を提示してくれた。それらの提案は現実性のある具体的なものである。 第3は、本書が研究している主な課題とは、成長している中国経済が日本経済に与える影響である。このような研究課題の意義は、中国が発展段階にある大国として、経済成長の過程において国際市場、諸外国に対してどのような影響を及ぼすか、また経済成長の過程においてどのような問題に直面するか、どのような障害にぶつかるか、ということを知ることにある。これは中国企業と政策当局にとって新しい問題である。以前は、中国の経済規模が大きくなかったため、国際市場や諸外国に対する影響も小さかった。しかし、発展が進んでいくと、これらの問題を解決しなければならなくなる。これらの問題に関しては、海外の人々も考えてはいるが、われわれ中国人がもっと考えなければならない。その際に、グローバル化を念頭に入れながら考えなければならない。これらの問題をあらかじめ考えて対応しておかないと、問題が発生したときに手遅れになってしまう。国際市場では利益の対立による摩擦は常態であり、大げさに騒ぐことはない。これに対して、あらかじめ理解と準備をせず、また摩擦を利用したり、回避したり、正確に対応したりすることもできないことこそ問題である。 関氏とは昔からの知り合いであるが、氏の堅実な理論基礎、研鑽精神および中国経済に対する強い関心には、感服させられる。氏は2000年までは、主に日本円とアジア経済貿易との関係について研究しており、その分野においての権威的な学者である(代表作『アジア通貨の一元化』〔Yen Bloc: Toward Economic Integration in Asia〕)。2001年以降、氏は中国経済と中日経済関係に研究の中心を移し、短期間に大きな成果を収めた。今日、氏はすでに日本経済界における中国経済問題の最高権威の一人であり、国際的にも中日経済関係の権威の一人となっている。また、氏が私の著書を『中国 未完の経済改革』として日本で出版してくださったことに対して深く感謝している。この本の出版に関しては、企画、構成および翻訳のすべてを関氏自らが担当してくださった。私は氏の意見に従い、すでに発表した関連論文に、日本の読者が関心を持ついくつかの新しい内容を補充した。2003年12月に岩波書店により出版され、一年も経たないうちに、毎日新聞社、アジア調査会主催、外務省などが後援する「第16回アジア太平洋賞」を受賞した。顕著な業績を成し遂げた有名な学者である関氏が、非常に多忙なスケジュールの中で、私の著作のために時間を捻出し、企画、編集、翻訳のすべてを手配してくださったことに対して、私は非常に感動を覚える。有り難いことに私達の本は日本において大きな影響を及ぼし、賞までいただいた。氏の期待に答えることができたことを嬉しく思う。 関氏は本書の最後に、「21世紀において、アジア地域の平和と安定は中日関係に懸かっており、中日両国の相互理解を深めることは非常に重要である。私は自分の研究活動を通して、両国のために微力を尽くしたい。もし、ノーベル賞にたとえるならば、私が期待しているのは経済学賞ではなく平和賞である。」と書いている。本書には、関氏のこれまでの努力と成果(私の本の翻訳をも含む)が含まれている。これらの努力は中日経済関係を健全に発展させるためであり、中国に生まれて日本の言論界に活躍しているエコノミストとしての社会的責任感の表われでもある。われわれは、良好な中日関係が中国の発展にとって非常に重要であることを知っている。本書は中日間の平和を促進することだろう。それも私が中国の読者に推薦する理由の一つなのである。 |
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『共存共栄の日中経済』に対する書評
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『中国 未完の経済改革』が「アジア・太平洋賞特別賞」を受賞
渡辺利夫拓殖大学教授による受賞作講評より |
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RIETI2003年アクセスランキング総合一位 RIETIサイト内2003年アクセスランキングで「中国経済新論」が総合一位となりました。これもひとえに応援して下さる皆様のおかげです。皆様のご期待背かぬよう、これからも日々努力していく所存ですので、今後とも温かいご声援、ご指導の程よろしくお願い申しあげます。 |
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『中国 未完の経済改革』に対する書評
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2003年8月1日 実事求是欄掲載 「『中華思想』それとも『被害妄想』」に対する意見
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『Yen Bloc』に対する書評 Pacific Affairs, Vol.76, No1, Spring 2003. |
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『日本人のための中国経済再入門』に対する書評・書籍紹介
その他にも、、日経新聞(2002年11月17日)短評 「過去のコラムをまとめたものだが、「中国の躍進は日本のプラス」という著者の信念がよく伝わってくる。」、
週刊ダイヤモンド(2002年12月7日号)新刊フラッシュ「中国『新経済』の実情に迫る」、 世界週報(2002年12月24日号)BOOKs「中国脅威論の虚実を冷静に分析」、
経済セミナー(2003年1月号)新刊書紹介「中国脅威論を排する」、asahi.com.ニュースの本棚」などの書評・紹介がある。 |
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日経ビジネス購読者専用サイト「日経ビジネスEXPRESS」に連載している「谷口智彦のon the Globe『地球鳥瞰』」の中で、「中国経済新論」が紹介される(2002年11月6日) こんなに貴重な情報と分析がタダで読め、勉強させてもらっていいんだろうかといウェブサイトがある。( 中略 )時折見に行っては1つ賢くなったような気でいたら、同じように思う人が多かったと見えて今度一冊の本になった(『日本人のための中国経済再入門』東洋経済新報社)。 ( 中略 )時事に即した話題(例えば最新回は「日銀による株買取り措置−参考となる香港の経験」)を信頼の置ける落ち着いた筆致で、バランスよく分析している。また例えば6月21日付「岐路に立つ日本の自動車メーカーの対中投資」など、トヨタ自動車やホンダの皆さんにぜひとも読んでおいてほしかったと思わせる内容だ。 |
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「中国情報局」サイトが毎週月曜日に更新している「今週のお薦め」にて副局長のお薦めとして紹介される(2002年9月16日) 中国情報局>今週のお薦め>2002年9月16日号
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アンケート集計結果 まずは、アンケートへのご協力についてお礼を申し上げます。
中国経済新論をご覧いただく頻度については、半数近くの方が「週に1、2度」、目的についてはご覧いただいてる方の職業を反映して「学術研究」がトップになりました。 2002年7月19日 |
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中国のサイト「中評網」に関志雄の個人主頁が開設される(2002年5月21日) 中国の「中評網」サイトより、関志雄上席研究員の個人ページ開設の打診を受けていたが、この度正式開設の運びとなった。このサイトには数多くの学者の「個人主頁」(個人ページ)があり、中国経済を含む多彩な論文が発表されており、読み応えは十分である。 |
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『中国情報源2002-2003年版』(三菱総合研究所編、蒼蒼社、2002年)にて 中国情報の得られるニュー・メディア>日本語Webサイト>研究・学術 欄 中国情報の探索・収集術>手っ取り早い中国経済情報収集法>四つの情報源 |
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香港出身のエコノミストとして日本で活躍する関志雄(C. H. Kwan)さんの目下の関心事は中国経済の本当の姿を分析し、日本人に伝えることだ。そのために自分のホームページ「中国経済新論」をこの9月に立ち上げたばかりである。中国の経済学者が書いた論文が毎月数本掲載される。内容は日本の新聞や「人民日報」では報道されていないことばかりだ。 「中国脅威論に異議あり」 −−。関さんはずばりこう言う。「日本における中国経済についての報道に疑問を感じる。この2年間で、日本人の中国経済を見る目が悲観論から脅威論に急変した。中国自身は変わっていないのに。もっと冷静になる必要がある。」 問題はメディアの中国報道だけではない。政府の今年度の「通商白書」も中国経済の台頭を大きく取り上げ、日本にとって強力なライバルになるだろうと警告した。関さんは経済産業省の経済産業研究所(独立行政法人)の上席研究員でありながら、こうした政府の見解に反論を唱えている。 日本が先頭を切り、他のアジア諸国経済がそれに続くという経済発展のいわゆる“雁行形態”が崩れた、と通商白書は指摘している。しかし、関さんは「雁行形態はまだ崩れていない。確信を持ってそう言える。これについては誰とでも戦える」と言う。「日本経済と中国経済は競合関係ではなく補完関係にある」ことを膨大なデータを使って実証的に分析した。 関さんが見るところでは、中国経済の過大評価は四つの理由による。(1)最近の伸び率ばかりに目を奪われて、もともとの水準の低さを忘れている、(2)中国には自前の技術が育っておらず、輸出入とも外資系企業に大きく依存していることを見落としている、(3)上海だけ見て中国を語ることはできない、(4)中国と日本経済は補完関係にあるのに、競合関係にあると錯覚している。 中国脅威論が盛んなのは日本だけで、欧米ではそうではない。これは日本の自信喪失の反映に他ならず、妄想であるか、自分の不振を中国のせいにし、中国をスケープゴードにしているからだ、と関さんは見ている。「80年代のアメリカにおけるジャパン・バッシングと同じで、それでは問題の解決にならない。中国が日本との歴史問題を口にするのと似ている。被害者の立場に甘えるならば、進歩はしない」と言う。日本が自信を取り戻し、問題を解決していくためには、中国に追いつかれない分野を開拓し強化していくことだ。低賃金を武器にした中国に勝てない分野は日本の衰退産業なのであり、いくらやっても勝てない。 ここのところで関さんは日本にもどかしさを強く感じている。特に人材の育成にとって不可欠な高等教育の問題だ。それは自分自身の日本での留学経験に根ざした苦言である。 関さんは1957年香港生まれ。79年に香港中文大学経済学科を卒業し、東京大学大学院経済研究科の国費留学生として来日した。中文大学では日本語も勉強した。日本に関心を持ったのは当時“ジャパン・アズ・ナンバーワン”と言われたように、日本がアジアでは唯一成功した先進国だったからだ。75年頃の夏休みに初めて中国大陸に行き、その現実にショックを受け、真面目に経済を勉強しようと思い、日本の経験が参考になるのではないかと考えた。 しかし、日本の大学には不満が募った。学生は勉強しないし、教授も真剣でない。東大で博士号課程を修了したのは86年、経済学博士号を取ったのはやっと96年だが、学位を取るのにやたらに時間がかかるし、うまくいかなければ半殺しの状態に追いやられる。日本にはアジアからの留学生でこうした“学位難民”となり中途半端な人生を強いられている人がたくさんいるという。苦労して学位をとっても、キャリアが日本内外で保証されるわけでもない。 だから優秀なアジア人学生は日本に留学したがらない。アメリカに行く。関さん自身「日本留学は割りの合う投資だと思わない。残念ながら、香港の後輩には日本は薦めない」と言う。日本人自身が日本の大学院をアメリカの大学院の予備校のように考えていることがとても情けない。 それでも関さんは日本でアジア経済の実証研究を続けてきた。東大での博士号課程修了の86年、香港上海銀行の本社経済調査部エコノミストになり、翌87年、東京の野村総合研究所に入社、経済調査主任研究員、アジア調査室室長などを経て98年経済研究部上席エコノミスト。2001年から経済産業研究所に出向している。 専門はアジア経済、特に貿易・直接投資による相互依存関係で、為替レートの効果を重視している。アジア通貨危機の何年も前から通貨バスケットに関心を払ってきた。ここ数年は中国経済に関心を強めており、中国のことは読めば読むほど面白いという。著書は『円と元から見るアジア通貨危機』(岩波書店、1998年)などいくつかあるが、アジア・太平洋賞特別賞を受賞した『円圏の経済学』(日本経済新聞社刊、1995年)のまえがきには、同書を日本人である妻の祐子さんと長女の恵美さんに捧げると記されている。 (石塚雅彦) ※記事転載にあたり先方の許可を頂いている |
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