人工知能ビジネスが社会経済に与える影響とその展望-米国ヒアリング調査から

執筆者 久米 功一 (リクルートワークス研究所)
発行日/NO. 2017年3月  17-P-005
研究プロジェクト 人工知能が社会に与えるインパクトの考察:文理連繋の視点から
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概要

人工知能ビジネスが世界的に加速している。国内でも、人工知能の開発、社会制度の整備、働き方への影響などに関する議論が活発化している。その一方で、事業者からみたビジネスの現況、今後の展望について、ミクロ視点でまとめられた文献はそう多くない。

そこで、本稿では、米国の人工知能関連のStartup、研究機関、労働経済学者に対して実施したヒアリング調査の結果を紹介する。具体的には、各社の価値創造、事業推進力、望ましい社会制度や条件について、半構造化インタビューを行い、そこから得られた知見を、社会システム、人と機械の関係、ビジネスのインパクト、見立て・展望の4つの観点でまとめた。