研究所経営

独立行政法人化により国立研究所は、自らの意志と裁量に基づいて目的達成の効率化を高める「経営」が求められるようになった。独法制度誕生に際してなされた議論を丹念に追うことで制度の本質を明らかにするとともに、我が国最大級の公的研究機関である産業技術総合研究所の独法制度下での組織運営をとおして、研究所「経営」とは何かを論ずる。