理工系人材形成における産学官協力……イギリスのケース

執筆者 後藤晃  (ファカルティフェロー) /リー・ウールガー  (東京大学先端科学技術研究センター客員研究員)
発行日/NO. 2005年5月  05-P-002
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概要

わが国の産業は長期にわたった低迷を脱し、研究開発税制の改正の助けもあり、次の展開のための研究開発を加速しつつある。いま、実際に研究開発を行っていく人材の確保が急務となっている。本論文では産官学で協同して人材を育てていく点でベストプラクティスといわれる英国の例を参考に、理工系の人材を育て、人を通じた大学から産業への技術移転をはかり長期的な産業競争力の基盤を築く方策を検討した。