地球温暖化問題の再検証

真に実効性ある枠組みはなぜ見いだされないのか
主権国家間のレアルポリティーク（現実主義的政治）を前提に、解決への枠組みを探る。

第1部　地球温暖化の交渉力学
第1章　科学に基づく政治交渉の重要性
第2章　京都議定書の成立と交渉構造
第3章　エネルギー需給構造からみた各国の交渉ポジション分析
第4章　京都議定書批准と国内対策をめぐるゲーム

第2部　京都議定書の経済的影響
第5章　京都議定書がわが国経済に与える影響
第6章　エネルギー需給から見た今後のシナリオ
第7章　環境規制と企業のイノベーション戦略

第3部　ポスト京都議定書としての新たな枠組み
第8章　日本のポスト京都戦略
第9章　京都議定書に代わる新たな国際レジームの可能性
終章　持続可能かつ実効的な枠組みへの提案