調査目的
超高齢社会における働き方や労働市場設計に対する社会的な関心が高まるなか、企業と従業員の連関に注目し、それぞれがどのような行動をとっているかを解明することは、企業の競争力や労働者のワークライフバランスを検討するうえで重要な課題といえる。本プロジェクトでは、雇用・賃金・労働時間や人的資源管理・ワークライフバランスなどの情報について、企業と従業員を対象にした追跡調査を実施し、両者を紐づけながら企業・従業員マッチパネルデータ(matched employer-employee panel data)を構築するとともに、ワークライフバランスや労働市場の流動化などの日本の労働市場の諸問題を解明することを目的とする。
調査は平成23年度から毎年1回のペースで企業とその企業で働く従業員に対して実施するもので、今年度は第6回目の調査となる。
調査概要
- 調査対象
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企業 2,602社(継続 910社、フォローアップ 1,692社)
従業員 2,748人(継続 1,656人、フォローアップ 1,092人) - 調査手法
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郵送調査
- 実施時期
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平成29年(2017年)2月〜3月
- 回収数(回収率)
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(A)継続企業 580社(63.7%)
(B)フォローアップ企業 438社(25.9%)
(C)継続従業員 1,138人(68.7%)
(D)フォローアップ従業員 263人(24.0%) - 調査内容
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[企業調査]
①入職・離職状況
②労務管理
③労働時間、賃金改定、ビッグデータ導入
④メンタルヘルスの状況[従業員調査]
①仕事の状況
②採用時の状況や能力開発の状況
③仕事に関する希望や満足度
④上司について
⑤職場や健康状況