2007-2-04

平成19年度「Designing an Insurance scheme against Influenza and Natural Disaster Survey」(ベトナムにおける鳥インフルエンザ・自然災害調査)

プロジェクト

開発援助の先端研究

プロジェクトリーダー

澤田 康幸 (RIETIファカルティフェロー)

調査の背景と目的

経済成長支援から直接の貧困削減支援へ、プロジェクト中心から財政支援中心へ、融資中心から債務削減・グラント中心へ、バイからマルチへと国際的な開発援助に関する議論が大きな転換点を迎えている。国際協力を通じた災害リスクのプーリングに関する保険機能構築のための基礎研究として、ベトナムにおける鳥インフルエンザや洪水などの災害に対する保険制度の実現可能性を検証することを目的とする。

調査概要

     
調査対象

ベトナム国家統計局(GSO)が2004年に実施した世帯パネル調査Vietnam Health and Living Standard Survey (VHLSS) の標本より、以下の4地域に居住する各500世帯、合計約2,000世帯を対象とする。

① 鳥インフルエンザ被害の多かったHatay県
② 洪水などの自然災害の多かったNghe An県
③ 両災害の多かったQuang Nam県
④ 被害の少なかったLao Cai県

調査方法

インタビュー調査

有効回答数

2,018 世帯

実施期間

平成20年(2008年)2月~4月

関連リンク