プログラム:特定研究

気候変動枠組条約下での温室効果ガス削減事業を巡る国際動向調査

プロジェクトリーダー/サブリーダー

戒能 一成 顔写真

戒能 一成 (研究員)

リーダー

プロジェクト概要

気候変動枠組条約下で日本・EUなどが参加する京都議定書においては 2008~2012年の第一約束期間内において、自国内での排出削減に加え排出権取引・JI・CDMなど「京都メカニズム」が排出削減目標の達成に利用可能とされている。このうち排出削減投資による削減分を移転するCDM・JIについては、制度のあり方について様々な問題点が指摘されており関連する制度改正が検討されているところである。

また、2010年メキシコ・カンクンでのCOP-16では、米国・中国などが参加する自主的な削減目標の提示と多国間検証を基本とした京都議定書と異なる「新たな枠組み」がカンクン合意として取りまとめられたが、当該新枠組みにおいて京都メカニズム類似の「新メカニズム」を設けることは決定したものの、その内容はなお議論中の状況にある。

本調査においては、京都議定書における「京都メカニズム」の今後の制度改正状況と、新たな枠組みにおける「新メカニズム」の検討状況を調査・分析・評価することにより、今後の効率的で実効ある温室効果ガス削減方策のあり方について国際政策提言を行うことを目的とする。

活動期間: 2011年9月14日 〜

主要成果物

2011年度の成果

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