政策研究領域(基盤政策研究領域) III. 経済のグローバル化、アジアにおける経済関係緊密化と我が国の国際戦略

地域経済統合への法的アプローチ

プロジェクトリーダー/サブリーダー

川瀬 剛志 顔写真

川瀬 剛志 (ファカルティフェロー)

リーダー

プロジェクト概要

2006年度~2007年度

90年代後半からの地域経済統合(FTA、EPA、関税同盟)の隆盛には刮目すべきものがあり、この現象は社会科学各分野において高い関心を呼び起こしているが、その法的側面の分析については一般に立ち後れている。地域経済統合もまたWTO同様に膨大な法律文書によって行われ、また、GATT24条に根拠をもつ通商「協定」である。よって、その具体的な制度設計、そして完成後の運用においては、法的分析が政策ツールの中心とならなければならない。

このような問題意識のもと、本プロジェクトはこれまでの主要な地域経済統合の分野別の制度比較を行い、地域経済統合の法的制度設計の類型化とその特質を明らかにする。このことにより、統合の法的規律のあり方としていかなる選択肢がありうるのか、そしてそれらが実効的な経済統合にいかに役立つかを提示する。

プロジェクト期間: 〜 2007年12月31日

主要成果物

2007年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

RIETI政策シンポジウム

2006年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー