政策研究領域(基盤政策研究領域) II. 国際競争力を維持するためのイノベーションシステム

サービス産業のパフォーマンスに関するマイクロ計量分析
(旧名称:美容産業のパフォーマンスに関するマイクロ計量分析)

プロジェクトリーダー/サブリーダー

小西 葉子 (研究員)

リーダー

プロジェクト概要

2008年度~2010年度

サービス産業分析の第一歩として、比較的単純な生産構造を持つ美容産業を分析対象とする。わが国の美容産業は、そのほとんどが個人経営で、全国には20万件以上の美容院がある。組合と法律によって、1990年代後半までは営業日、時間、技術料金などが一定に保たれていた。しかし法律の廃止、組合の縮小化、カリスマ美容師ブームなどが相まって、近年は価格の過当競争、店やサービスの差別化が進んでいる。研究において、サービス産業の生産性とは何かを知るために、製造業の生産関数に相当するものを定義する必要があるが、それは需要の影響を受け、さらに、「店舗面積、人員、営業時間」に制限され、供給量に上限があるようなモデルを考えなければならないであろう。本プロジェクトでは、6店舗の美容院の非常に詳細な財務・顧客・労務データを収集し、美容産業の供給構造・需要構造を調べる。

プロジェクト期間: 2008年7月14日 〜

主要成果物

2010年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー