プロジェクト概要
2010年度
本プロジェクトでは、各国で失業が深刻な問題となる中、労働市場におけるリスクシェアリングとマッチングを理解することの現実的・政策的意味が大きいことを踏まえ、現代日本の詳細なマイクロ・データを用いて、産業集積と労働市場におけるリスクシェアリング、マッチングの関係について分析する。まず、Overman and Puga, 2009にしたがって、ある産業に属する個々の事業所が直面する固有のリスク(Idiosyncratic Risk)の大きさがその産業の集積に及ぼす影響を分析し、産業集積がどのようなリスクシェアリング機能を有するかを検証する。
プロジェクト期間: 2010年4月20日 〜 2011年3月31日