政策研究領域(基盤政策研究領域) I. 少子高齢化社会における経済活力の維持

ITと生産性に関する実証分析

プロジェクトリーダー/サブリーダー

元橋 一之 顔写真

元橋 一之 (ファカルティフェロー)

リーダー

プロジェクト概要

2008年度~2009年度

少子高齢化社会において経済的な活力を維持するためには、生産性主導の経済成長を実現することが必要である。そのためにはまずTFPの決定要因について実証分析を行うことが重要である。本プロジェクトでは、ITイノベーションをTFPの決定要因の中心的なファクターとして捉え、米国やアジア諸国との国際比較もスコープに入れた実証分析を行う。90年代後半以降、日本企業は積極的にIT投資を行っているのにもかかわらず、その生産性に対する効果は限定的であるといわれている。

ITは幅広い産業において活用され、特に非製造業におけるビジネスイノベーションを実現するための重要な補完的技術である。従って、ITの有効な利活用を進めることは、マクロレベルでみたTFPの動向にも大きな影響をおよぼすものと考えられる。ここでは、マクロレベルでみたITと生産性の関係を、ITセクターにおけるイノベーションとITを活用することによる生産性上昇に分けて、それぞれについて実証的な研究を行う。

2007年度

90年代後半以降、日本企業は積極的にIT投資を行っているのにもかかわらず、その生産性に対する効果は限定的であるといわれている。ITは幅広い産業において活用され、特に非製造業におけるビジネスイノベーションを実現するための重要な補完的技術である。従って、ITの有効な利活用を進めることは、マクロレベルでみたTFPの動向にも大きな影響を及ぼすものと考えられる。本プロジェクトでは、ITイノベーションの実態と生産性に対するインパクトについて国際的な比較分析を行う。日本のエレクトロニクス産業やソフトウェア産業における生産性の決定要因は何か? 日本企業においてITの利活用は効果的に行われていないのか? もし、そうであればその原因は何か? という問に対して、マクロ、ミクロの両面からの実証分析を総合的に行う。

2006年度

90年代後半以降、日本企業は積極的にIT投資を行っているにもかかわらず、その生産性に対する効果は限定的であるといわれている。ITは幅広い産業において活用され、特に非製造業におけるビジネスイノベーションを実現するための重要な補完的技術である。従って、ITの有効な利活用を進めることは、マクロレベルでみた全要素生産性の動向にも大きな影響を及ぼすものと考えられる。

本研究では、米国やアジア諸国と比較して、日本企業においてITの利活用が効果的に行われているかどうか、行われていない場合の原因は何か、また、今後ITの有効活用を進めていくための政策的手段としてはどのようなものが考えられるか、という問に対し、国際的な視点も入れたマクロ、ミクロの両面からの実証分析を総合的に行う。

プロジェクト期間: 〜 2009年6月30日

主要成果物

2010年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2009年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

関連ウェブサイト

2008年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

OECD-METI-RIETI カンファレンス

2007年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2006年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー