プロジェクト概要
2007年度~2008年度
最近の日本は、消費者取引の多様化などによって「市場の規範」が弱まっているのではないか。政府のみならず消費者、事業者などの市場関係者がともに築き支える「市場の規範」には、事業者の努力を社会全体の厚生を増加させる方向に向け、経済社会全体の発展と安定に資する効果があるのではないか。このような「市場の規範」とは何か、その構築と安定に資する消費者政策はどのようなものか。消費者問題の実態とこのような問題意識から、ゲーム論による法と経済の分析を中心に、関係する法学、経済学、社会学、政治学、哲学等の文献と最近の悪質商法、製品安全にかかわる政策事例を整理する。
プロジェクト期間: 2008年1月29日 〜 2008年7月10日
主要成果物
2012年度の成果
関連する出版物
- 2012年5月
『消費者の信頼を築く』 (著:谷 みどり)