プロジェクト概要
2007年度~2009年度
2005年4月に国立大学法人制度が発足するなど、日本の大学をめぐって近年かなり大きな動きがあることは、周知の通りである。しかし、最近の制度改革によってすべての問題が解決したとはとても言い難い状況である。たとえば、国立大学の存在意義をはじめとして、「教育」と「研究」の相互関係と資源配分、運営費交付金や競争的研究の配分のあり方、国立大学法人を相互の競争と切磋琢磨に駆り立てるガバナンスのあり方、国立大学病院の経営など、さまざまな問題が未解決のままになっている。そしてこれらは、単に象牙の塔の将来に関わるだけでなく、21世紀のわが国の経済社会の将来にも関わる問題である。それについて考え方の手がかりを得るのが、今回の研究プロジェクトの目的である。現在、1)国立大学のパフォーマンスと資金配分の現状と展望、2)国立大学ガバナンスの現状と課題、3)大学と地域経済、をテーマに研究を進めている。
プロジェクト期間: 2007年4月13日 〜 2009年3月31日
主要成果物
2009年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
2008年度の成果
RIETI政策シンポジウム
- 2008年5月30日
「経済社会の将来展望を踏まえた大学のあり方」