RIETIの活動

中国国務院発展研究中心(DRC)との協力に向けた覚書の締結

RIETIは、2006年9月28日(木)、中国国務院発展研究中心の孫暁郁副主任を迎えて両研究機関間の協力関係の構築のための覚書を締結した。
中国国務院発展研究中心(DRC:Development Research Center)は、中国政府の国務院に直属しており、部(我が国の省庁に該当)と同等のステータスが与えられている研究機関。その研究分野は国内経済や産業を中心に多岐にわたり、単に研究水準が高いことや豊富な研究陣を擁していることにとどまらず、各省庁の利害を越えた中立的な立場で中国政府首脳に直接的に政策提言を行うなど政策直結型の研究機関として内外で高い評価を得ている。

今回の覚書の締結に至る直接の契機となったのは、本年6月28日(水)に杉山経済産業事務次官(当時)が訪中し、孫副主任との間で両機関の研究協力を進めることで一致したことで、これを踏まえ、両機関の間で事務的な調整を重ねた結果、今回の合意に至った。
具体的な研究交流のテーマや手法については、今後両機関の間で、さらに詰めた議論が行われる予定となっているが、今回の覚書の締結により、覚書の有効期間である今後5年間、具体的な協力プログラムを立ち上げ、双方の研究を進めるために、双方の研究者の相互訪問、イベントなどへの招聘等を通じて、政策研究の相互理解の促進などが進むことになる。

写真中央左から孫 蘭蘭DRC国際合作局局長、高原一郎RIETI副所長、写真後方左から余 軍DRC国際合作局副処長、孫 暁郁DRC副主任、及川耕造RIETI理事長、吉冨 勝RIETI所長

写真中央左から孫 蘭蘭DRC国際合作局局長、高原一郎RIETI副所長
写真後方左から余 軍DRC国際合作局副処長、孫 暁郁DRC副主任、及川耕造RIETI理事長、吉冨 勝RIETI所長